正規化タグ(Canonical Tags)とは?
正規化(Canonical)URLとは、サイト内に存在する重複ページのセットから、検索エンジンが最も代表的なページと判断するURLを指します。
検索エンジンに正規化URLを直接伝えることも可能ですが、通知なしに複数のURLをグループ化することもあります。これは、Googleが異なるパスで同じURLを見つけた場合に自動的に発生する可能性があります。
Googleはこの検出を非常に上手に行いますが、そのシステムは大規模に動作しており、すべてのエッジケースをカバーしているわけではありません。正規化タグは、ウェブサイトのパフォーマンスを最適化するために重要な要素です。
Googleが同じ内容を持つ複数のURLを発見した場合、それらを重複コンテンツと見なして検索結果での表示順位を下げる可能性があります。
これはドメインを跨いでも発生します。2つの異なるウェブサイトを運営し、それぞれに同じコンテンツを投稿した場合、検索エンジンはどちらかをランク付け対象に選ぶか、両方の表示順位を下げる可能性があります。
ここで正規化タグが非常に有用です。正規化タグはGoogleに、どのURLがオリジナルの情報源で、どれが重複しているかを伝えます。同じドメインまたは異なるドメインにまたがる多数の重複ページは、ランキングの低下やペナルティの原因となる可能性があります。
例えば、ECサイトで商品がexample.com/products/phoneとexample.com/phoneの両方のURLでアクセス可能だとします。
どちらも有効で機能するURLですが、正規化タグを使用して自社が所有する重複コンテンツの検出を防ぎます。https://example.com/products/phone
をランキング対象としたい場合、次の正規化タグを作成します:
正規化タグはSEOパフォーマンスにおいて基本的な要素です。なぜなら、異なるURLを作成できるだけでなく、ユーザーやマーケティングツールもURLを作成する可能性があるからです。
Googleでマーケティングキャンペーンを実施している場合、GoogleがUTMパラメータを追加する可能性があります。この新しいユニークなURLがGooglebotにインデックスされる可能性があるため、重複ページを統合するために正規化タグを表示し続けることが重要です。