dynamicIO

dynamicIO フラグは Next.js の実験的機能で、App Router 内のデータ取得操作を明示的にキャッシュされていない限りプリレンダリングから除外します。これはサーバーコンポーネントにおける動的データ取得のパフォーマンス最適化に役立ちます。

この機能は、プリレンダリングされたキャッシュから提供するのではなく、ランタイム時に新鮮なデータ取得を必要とするアプリケーションに有用です。

通常は use cache と組み合わせて使用され、ページ、関数、またはコンポーネントレベルで use cache を指定して特定の部分をキャッシュしない限り、デフォルトでランタイム時にデータ取得が行われるようになります。

使用方法

dynamicIO フラグを有効にするには、next.config.ts ファイルの experimental セクションで true に設定します：

import type { NextConfig } from 'next'

const nextConfig: NextConfig = {
  experimental: {
    dynamicIO: true,
  },
}

export default nextConfig

dynamicIO が有効な場合、以下のキャッシュ関連機能と設定が使用可能です：

• use cache ディレクティブ
• use cache と組み合わせた cacheLife 関数
• cacheTag 関数

注意点

• dynamicIO はランタイム時の新鮮なデータ取得を保証することでパフォーマンスを最適化できますが、プリレンダリングされたコンテンツを提供する場合と比べて追加のレイテンシが発生する可能性があります。