serverComponentsHmrCache

この実験的な serverComponentsHmrCache オプションを使用すると、ローカル開発環境においてサーバーコンポーネント内の fetch レスポンスをHot Module Replacement (HMR) 更新間でキャッシュできます。これにより、レスポンス速度が向上し、課金対象のAPIコールコストを削減できます。

デフォルトでは、HMRキャッシュは cache: 'no-store' オプションを含むすべての fetch リクエストに適用されます。つまり、キャッシュされていないリクエストはHMR更新間で最新データを表示しません。ただし、ナビゲーションやフルページリロード時にはキャッシュはクリアされます。

HMRキャッシュを無効にするには、next.config.js ファイルで serverComponentsHmrCachefalse に設定します:

import type { NextConfig } from 'next'

const nextConfig: NextConfig = {
  experimental: {
    serverComponentsHmrCache: false, // デフォルトはtrue
  },
}

export default nextConfig

補足: 可観測性を向上させるため、開発中にコンソールでフェッチキャッシュのヒットとミスをログ出力する logging.fetches オプションの使用を推奨します。